「ハニーに首ったけ」 あとがき
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 「Chocolate Cube」の作品に目を通してみますと、作者の好みが如実に現れているようで、男のひとが年上という設定のお話が全くなかったことに気が付きました。(年下好きです。すみません)
 つい最近書いた「彼女にむかって吹く風」は男性が年上ではありますが、あれは恋愛モノではないですし、おや、これはいけない、と何故か慌ててしまいました。
 そんなことを考えていた折に、たまたま深夜、テレビのチャンネルを変えていたところ古いモノクロの映画をやってまして、髪の毛のぴしっと決まった白人の男性が、グラマラスな女性をソファに押し倒しながら「首ったけさ」などとのたまっているシーンに出くわしたのです。
 首ったけ。
 すごい言葉ですよね。
 ちょっとどうよと苦笑しつつ、これはお話の題名に使えそうだと思いました。
 で、できたのがこの「ハニーに首ったけ」というお話なのです。
 「先輩」という響き。書きながら、かなりいいなと思いました。こういうのを萌えというのかと実感しながら書き進めました。
 お話の中に出てきた脇役のふたり、更科とハル君については別のお話を考え中です。題名は「こっちを向いてよダーリン」に仮決定しています。いつになるかはまだわかりませんが、楽しみに待ってていただけると嬉しいです。
 それにしても、短編、難しいです。自分はつくづく長編体質だと思いました。やや不完全燃焼気味です。
 先輩と月子ちゃん、これから先も色々ありそうだなと思いつつ筆を置きました。(実際はキーボードをたたいてるんですが)
 月本先輩のエロエロで口ばかりが上手いとこだとか、月子ちゃんのえっちっぽい外見とはウラハラにすごく真面目で疑心暗鬼な性格だとか、そんなふたりのすれ違いぶりを上手に書きたかったのですが、ちゃんと伝わったでしょうか? ちょっとばかし心配です。

 感想等ございましたらこちらまで。
 最後まで読んでくださった方、そしてネット小説ランキングに投票してくださった方、本当にありがとうございました。

2006/8/25 choco
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